筋肉痛が発生するメカニズム

筋肉痛が発生するメカニズムを考える

体を動かしたり運動したりすると発生する筋肉痛ですが、具体的な発生のメカニズムはいまだに正しくは解明されていません。ただ、正確に解明されていないとはいえ、複数の要素が絡んで筋肉痛が発生するのではないかといわれています。

 

そこでここでは、筋肉痛の原因として考えられている要因について少し考えてみることにしましょう。まず、可能性として最も高いとされているのが「筋肉やその周囲の組織の損傷によるもの」です。

 

体を動かすことで筋肉の収縮が行われる際に、筋肉や周囲の組織が細かく傷ついてしまうことで、筋肉痛となって現れるのではないかといわれています。また、このように傷ついてしまった筋肉組織は自然に回復していくものですが、その回復過程でも炎症を起こす可能性があると考えられています。

 

これら以外にも、運動によって蓄積される疲労物質が、筋肉痛を引き起こす要因となっているのではないかという説もあります。私たちの体は、動かしたり運動したりすることによって「乳酸」とよばれる疲労物質が発生し、体の血管内に蓄積していくといわれています。

 

血管内に乳酸が溜まることで全身の血行が悪くなりますので、体の異常を知らせるために筋肉痛という形でシグナルが送られるのではないかと考えられているのです。

 

ですから、筋肉痛を感じるということは、体が悲鳴を上げている状態だともいえますので、休息を取って筋肉の疲労を取り除いてあげることが大切です。自分の体の状態は自分が一番理解出来るものですから、出来るだけ無理な運動は控え日々の体調管理をしっかりと行いましょう。

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