運動の成果と筋肉痛
運動後に筋肉痛が起こると、運動をしたという実感を大きく感じるといった方も多くいらっしゃいます。そしてそういった方は、運動をしても翌日筋肉痛にならなかった場合、運動量が少なかったからだと考える傾向にあります。
ですが、このような考え方は間違った認識で、筋肉痛が起こることと運動の成果とは全く関係性がありません。たとえ筋肉痛にならなくてもしっかりと運動をしていれば、着実に運動の成果はありますので、安心してトレーニングしていきましょう。
とはいえ、痛みを全く感じないと運動をした実感がわかないといった方もいらっしゃるでしょう。そのような時は、筋肉痛を一つの目安としてとらえ、痛みが出るか出ないかのギリギリのラインを探してみることをお勧めします。
痛みが発生する運動量が分かったら、ギリギリのラインの運動量になるよう調整してトレーニングすることが出来ます。この方法だと、最も効率的なトレーニングを実践することが可能となりますから、試してみる価値は十分にあるでしょう。
そして、軽い筋肉痛で運動している実感を持ちたいという方は、ギリギリのラインを少し超えたあたりに目標を設定しましょう。このように軽い筋肉痛であれば運動を継続してもほとんど問題はありません。
ですが、痛くて動けないといったような筋肉痛の場合は、無理をしてトレーニングを継続しないように注意しましょう。強い筋肉痛の状態で無理にトレーニングしても、運動の成果は上がりません。こういった場合は、筋肉痛の回復を待つことが重要ですから、しっかりと休息を取ってから運動を再開しましょう。