筋肉痛を癒すアイシング

運動を行った後に「アイシング」を取り入れて、筋肉痛の予防をするといった方法もお勧めです。運動後のアイシングというのは、氷や冷却スプレーなどを利用して体を冷やすことを指します。

ここでは、こういったアイシングが筋肉痛予防に何故効果的なのか考えてみることにしましょう。まず、運動後の状態というのは、体の筋肉が非常に熱を持った状態だといえます。

ジョギングやウォーキングなどを行って、汗をかいたり体が熱くなる現象というのは、筋肉が使われることで発生する熱のせいなのです。そして、このように筋肉が熱を持っている状態というのは、筋肉とその周りの組織がダメージを受けている状態ともいえます。

つまり、運動することで筋肉がダメージを受け、そのダメージのせいで熱を持ってしまうわけです。こういった筋肉痛は、時間の経過と共に自然と解消されていくものですが、運動後にアイシングを行うことによって回復力をより高めることが出来ます。

ダメージを受けている筋肉は、炎症を起こしている状態ともいえますので、冷やすことで炎症を抑える効果が期待出来るのです。では、実際にどういった形でアイシングを行えばいいのか、ここで紹介しておきましょう。

まず、ビニール袋に氷を入れタオルで包んだものを、熱を持った部位にあてます。アイシングする時間は10〜20分程度が適当でしょう。

一度行って痛みが引かない場合は、10分ほど待ってから再度アイシングを行います。ポイントは運動後すぐにアイシングを開始することです。非常に効果的な方法ですから、筋肉痛予防のために是非一度試してみましょう。